Q. セミナー後のフォローは、なぜ重要なのですか?

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Q. セミナー後のフォローは、なぜ重要なのですか?

A. セミナーは開催して終わりではなく、フォロー次第で商談化率が大きく変わるからです。

BtoBマーケティングでは、セミナーやウェビナーを開催する企業が増えています。

認知獲得、リード獲得、見込み客の育成、既存リードの掘り起こしなど、セミナーにはさまざまな効果があります。

しかし、セミナーでよくある失敗があります。

それは、セミナーを開催して満足してしまい、その後のフォローが弱いことです。

セミナーは、参加してもらった時点で終わりではありません。 むしろ、参加後のフォローこそが商談化の本番です。

特にオンラインセミナーの場合、リアルセミナー以上にフォローが重要になります。

リアルセミナーであれば、会場で名刺交換をしたり、終了後にその場で質問を受けたり、参加者と自然に会話する機会があります。

しかし、オンラインセミナーではそうはいきません。 参加者は画面を閉じれば、すぐに日常業務へ戻ります。

主催者側との接点は、一瞬で途切れてしまいます。

つまり、オンラインセミナーは参加のハードルが低い一方で、参加後に逃げられやすいという弱点があります。

だからこそ、セミナー後のフォロー設計が重要です。

オンラインセミナーは、リアルより接点が途切れやすい

オンラインセミナーは、参加しやすいという大きなメリットがあります。

移動時間も不要で、会場に行く必要もありません。 業務の合間に参加しやすく、全国の見込み客にアプローチできます。

一方で、参加者との関係性は浅くなりやすいです。

リアルセミナーのように、会場で顔を合わせるわけではありません。 受付で会話することもなく、終了後に名刺交換することもありません。

参加者によっては、カメラもマイクもオフのまま、ただ視聴しているだけです。

この状態では、主催者側から見ると「参加者」ですが、相手から見ると「少し情報収集しただけ」に近い場合もあります。

ここで何もしなければ、接点は自然に消えていきます。

セミナーの内容が良かったとしても、翌日には他の業務に埋もれます。 メールボックスには別の案内が届き、社内では別の課題が優先されます。

そのため、オンラインセミナーでは参加直後の熱量が残っているうちに、次の接点を作る必要があります。

セミナー後のフォローが遅いと、参加者の関心は急速に下がります。

つまり、セミナー後のフォローは「できればやるもの」ではありません。

商談化させたいなら、セミナー本体と同じくらい重要な施策です。

フォローでは、さらに有益な資料を提供する

セミナー後のフォローで、いきなり商談を迫るのはおすすめしません。

もちろん、明らかに関心度が高い参加者であれば、個別相談を案内してもよいです。

しかし、多くの参加者は、まだ情報収集や課題整理の段階です。

その状態でいきなり「個別商談はいかがですか」と迫ると、営業色が強くなりすぎます。

重要なのは、セミナー後にもさらに有益な情報を提供することです。

たとえば、以下のような資料が有効です。

  • セミナー資料のダウンロード版
  • 講演内容を補足するチェックリスト
  • よくある失敗例をまとめた資料
  • 自社で確認できる診断シート
  • 社内共有用の要点まとめ資料
  • 導入検討時の比較表
  • 講師が解説したテーマの詳細資料

ここで大事なのは、単なる営業資料を送らないことです。

参加者が求めているのは、商品説明ではありません。

セミナーで得た気づきを、自社の課題に当てはめて考えるための材料です。

そのため、フォロー資料は「当社サービスの紹介」よりも、参加者が社内で検討を進めやすくなる内容にした方が効果的です。

BtoBでは、担当者が1人で購買を決めることはほとんどありません。

上司や関係部門に説明する必要があります。

そのため、セミナー後に送る資料は、担当者が社内で共有しやすいものにするべきです。

「この資料を上司に見せれば、検討を進めやすい」と思ってもらえるかどうか。

ここが、セミナー後フォローの重要なポイントです。

理想は、講師から個別MTGへ誘導すること

セミナー後のフォローで最も強いのは、講師本人からのフォローです。

なぜなら、参加者はセミナーの内容を聞いて、講師に対して一定の信頼を持っているからです。

営業担当者から突然連絡が来るよりも、講師からの案内の方が自然です。

特に専門性の高いBtoB商材では、「営業に相談する」よりも「講師に相談する」方が心理的ハードルが下がります。

そのため、セミナー後の導線としては、以下のような流れが理想です。

  1. セミナー参加のお礼を送る
  2. 講演資料や補足資料を提供する
  3. 参加者の課題に近いテーマを提示する
  4. 必要であれば講師との個別MTGを案内する

ここで重要なのは、個別MTGを「売り込みの場」に見せないことです。

たとえば、以下のような表現の方が自然です。

  • 貴社の状況に当てはめて整理する個別相談
  • セミナー内容を自社に置き換えるための相談会
  • 現在の課題を簡単に整理する30分MTG
  • 導入前提ではない情報交換
  • 社内説明に使える論点整理の打ち合わせ

BtoBでは、いきなり売るよりも、まず検討を進める支援をした方が商談につながりやすくなります。

セミナー後のフォローも同じです。

「ご興味があれば商談しましょう」では弱いです。

セミナーで得た気づきを、貴社の状況に置き換えて整理しませんかという誘導の方が自然です。

この形であれば、参加者にとってもメリットが分かりやすくなります。

【まとめ】セミナー後のフォローは、なぜ重要なのですか?

BtoBセミナーは、開催して終わりではありません。

特にオンラインセミナーでは、参加者との接点が途切れやすく、フォローしなければすぐに関心が下がってしまいます。

リアルセミナーのように自然な名刺交換や会話が生まれにくい分、セミナー後のフォロー設計が重要です。

フォローでは、いきなり商談を迫るのではなく、参加者にとって有益な資料を提供することが大切です。

セミナー資料、チェックリスト、診断シート、社内共有用資料など、参加者が自社の課題を整理し、社内で検討を進めやすくなる材料を用意します。

そして理想は、講師から個別MTGへ自然に誘導することです。

営業担当者からの売り込みではなく、講師による課題整理や情報交換として案内すれば、参加者の心理的ハードルは下がります。

セミナー後のフォローは、単なるお礼メールではありません。

参加者の関心が残っているうちに、次の接点を作り、検討を前に進めるための重要な商談化プロセスです。

この記事を監修した人


市橋憲茂
市橋 憲茂 / Norishige Ichihashi

(株式会社サン・プラニング・システムズ)

㈱サン・プラニング・システムズ

【BtoBマーケティング・商談化支援で18年】BtoB領域におけるWeb集客、SEO、広告運用、ホワイトペーパー制作、リードナーチャリングを通じて、問い合わせ・商談につながる仕組みづくりを推進。月1件程度だった問い合わせを、Webマーケティングにより年間650件規模まで拡大した経験をもとに、営業任せではない新規顧客開拓を支援しています。現在は、マーケティング責任者としての実務知見を発信し、BtoB企業の商談創出を後押ししています。

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